切り崩し再び、夏休みにうごめくそれぞれの思惑。
一部の人々が既に夏休みに入りだしている今日この頃・・・
8月に似合わず、日本の株式市場は、3月本決算企業の強めの1Q決算発表が相次ぎ、株価は堅調地合いを保っています。
日経平均も、1989年12月の高値基準での半値戻し21662円が、いよいよターゲットに入ってきました。
ただ、目先の20950円~21000円の辺りは随所に売りも散見されており、本日も前場後半は上値が重い展開・・・
そんなところに、隣の隣の国がまたやりました。
中国元の米ドルに対するレートの切り下げです。
これは詰まるところ、昨今軟調な中国株式市場に対する当局の介入なわけですが、要は自国通貨の価値を切り下げ、お金を市中に動き易くし、株式市場に向かわせようとするものです。
自国の株価を上げる為には、通貨価値を下げるというのはスタンダードな手段の一つで、日本のアベノミクスもそれで株価を釣り上げています。
元々、中国元は変動相場制を採用していませんので、米ドルを軸にして比例して相場を形成する様に設定されていますので、この切り下げは、米ドルに対し継続的な割安を継続する事となる為、相場には、一時ではなく、継続的に影響します。
上述の様に、日経平均は一時100円超えのプラスであったものの、上値が重いところに今回の件が起きた事で、後場に入ってマイナス転換し、結局200円超も下振れる事となりました。
一方上海株に至っては、切り下げ当初は下振れるも、甲斐あってなのか、直近高値の水準まで戻しました。
これに対し、元に対して価値が上げる事となった米ドルはやはり買われだし、再び124円台後半に戻してきています。
やはりユーロドルも下げに転じ、先日ダブルボトムのネックラインを超え、これから暫く米ドルに対して逆転すると言われていた豪ドルも、豪ドルで本日は軟調気味な展開となりました。
しかし、豪ドル円はまだ上昇トレンド内であり、波動もまだ初期段階なので、トレンドラインを割り込まなければ、まずは、94.46を目指していく様に見受けられます。
今日はそれ程大幅ではないにしろ、米ドルベースの材料なので、幾つもの通貨ペアで乖離が起こっています。
バタバタしていた為、まだチェックしていませんが、最早既に頼りっきりになってきている私は、Sytem5がそれらを刈り取っているという前提で、今晩PCを開こうと考えています。(笑)
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