雪崩落ち、全世界が逃げ出す狂乱相場

こんにちは。


相変わらず、蒸し暑い日が続いていますね。

でも今日は、マーケット参加者によっては、さぞ背筋が寒くなる一日だった事でしょう。



今週前半、上海総合指数が17日目に雲の下限で跳ね返されてから、中国は世界中に失速懸念を撒き散らしていました。

この為、二日連続で世界中の株価は下げの一途を辿ってきています。


そして週最終日の今日、仕上げだと言わんばかりに、上海総合指数がサポートラインだった200日線を下抜けると、落とし穴が抜けたかの様に下げ幅が拡大。


アジア株も総倒れ。

日経平均も20000円を割り込み、600円近くも下げ、レンジの下限付近まで落ち込みました。


今年の6月頃まで、中国は、過熱気味な成長を展開してきました。

しかし、その終焉を世界が感じ取ると、資源の需要が大幅に細るとの目論みます。

必然的に、原油を始めとした資源価値が下落し、これにより世界中の資金の流れの鈍化が懸念され、結局、世界中が巻き込まれる事となりました。



為替では、米ドル、円からユーロへのリスク回避が起こっていました。

状況から考察すると、比較的珍しい相関の仕方です。

通常、市場がリスクオフの流れになると、円に流れる傾向が高い筈ですが、これは、ここ何年か続いている円安傾倒、加えて9月のFRBによる利上げの期待感が根強い為でしょう。


さらに、今回は発端が中国という事で、関連性の深い日本自体にも懸念があると市場は感じている様にも見受けられます。

しかし、その9月の利上げすらも、今回の中国の財政失速により、後ろ倒しになるのでは・・・という懸念が蔓延しています。



結局消去法なのか、残る低金利通貨のユーロに資金が流れていました。

本日は、ギリシャのチプラス首相の突然の辞任を表明したという報道もありましたが、これ自体は対反緊縮派措置として、好材料と市場は受け止められた様です。



ユーロ絡みをはじめ、今日はSystem5が多数の通貨ペアで発動している事だろう・・と普段なら考えているところですが、どうやら根本的にそういうわけではない様です。

実は先日知ったのですが、総取引数量は制限している様でした。



これで、どんな相場状況でも、上昇が一定に保たれていた事に合点がいきました。

System5の作り手が、いかに安定性に重点を置いているのが感じられます。

でも、今日の様な大相場の時は、少々口惜しい気がするのは否めませんがね・・・(笑)



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