迫る決断、牽引国の特攻の朝

近頃、めっきり涼しくなりました。

台風も連発しています。

栃木県に住んでいる私の友人も被害に遭ってしまいました。

シルバーウィークは、後片付けのお手伝いに行く予定です。

因みに今夜は、マーケットにも台風が吹き荒れるかもしれません。

FOMCが控えており、特に今回は、FRBが利上げに踏み切るのではないかという思惑が蔓延しているからです。

利上げをすると、マーケットへのお金の流入が引き締められる事となります。

政策金利が上がるという事は、低リスク資産の金利の上昇の指針になります。

単純にまず、預金金利が上がる為、預金の魅力が増えます。

比例して株式等へのリスク資産への投資の魅力が減少します。

国債等の金利もベースアップされます。

比例して株式等へのリスク資産への投資の魅力が減少します。

微々たるものと思うかもしれませんが、資金が莫大であれば、バカにならない金額の差が生じます。

貸出金利の変動はモロにマーケットに影響が出ます。

機関投資家等は金融機関で融資を受けてレバレッジを掛けてマーケットに投資をしたりします。

当然、融資金額は巨額な為、貸出金利が上昇するのは、馬鹿にならないコスト増となります。

中央銀行もお金を刷るのを抑制する為、お金の流動性が鈍くなります。

以上の事から、利上げをするとその国のマーケットは沈静化します。

つまり今回、米国の株式市場が沈静化するかもしれない、という思惑が漂っているという事になります。

対して、日本や欧州等は、更に緩和をする等と示唆している為、米国株式市場の資金が、特に堅調な日本株、昨今爆下げしていた中国の株式市場に流入してくるのでは・・・等とも言われています。

因みに為替は別で、利上げに向かっている国の通貨・・・今回であればドルは買われ易くなります。

以前より機関投資家等は、特に金利が低い日本でお金を借りて、米ドル、若しくは米ドル建ての資産に投資します。

特に今回、日米の金利差が開く可能性もある為、その魅力は高まり、一層その動きが増大する事も見込まれます。

つまり、為替でいえばドル円が買われ、付随してクロス円通貨の上昇する可能性があります。

昨今はポンドも底を打ち、新首相誕生が好感されたオージーも反発してきていますし、値を戻すには良い地合いとなっています。

System5は比較的短期取引用なので、今回の大き過ぎる乖離は、収縮するのに時間がかかり、利益と損失のバランスに無理が生じ、正直痛手も被りました。

もし、利上げするのであれば、残っているポジションに収縮が起こる事で、大きく利益転換出来るチャンスでもあります。

また、今回の様な急変時に対応策として、もっと大きい時間軸を前提としてポジションを持つプログラムも組み入れるとの事でした。

とにかく、日本から融資を受ける米ドルが増えるのであれば、再びリスクオンが発動するでしょう。

米ドルがあっても、引き締められた米国の株式市場ではなく、日本の株式市場に向けば、再び堅調地合いを展開し、それが更なる円からの米ドル転を呼ぶでしょう・・・という期待を胸に抱いている今日この頃です。

※あくまで、利上げしたらの話です。


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