見定め相場、内抱エネルギーの向かう先
こんばんは。
昨今、自分の仕事が忙しく、大分投稿に間が空いてしまいました。
その間、ブログが書けないながらも、感じていた事があります。
とにかく企業の不祥事が多発していましたね。
東芝の会計詐称、三井住友建設の基礎調査報告の詐称、一番大きかったのがVWの排気検査詐称・・・
特にVWの件は、世界的企業という事もあり、見込まれる特別損失の大きさから、VW株の下落→同セクターへの波及=株価指数の押し下げ→世界的株安、という事態が起こりました。
他にも中国の指標や米利上げ観測等に揺さぶられ、連日急騰落を見せてきた世界の株価指数でしたが、ここ最近は徐々に落ち着いてきています。
日経平均は週足でフィボナッチ38.2で安値を着け、戻るも61.8で頭を抑えられています。
しかし、それより以前から盛り上がりに欠けるのが為替相場です。
例えばドル円は500PIPS近くあったレンジも、先週後半位からは200PIPSも無い位。
ユーロ円、ポンド円等も三角持ち合いとなり、平均ボラティリティを縮めてきています。
ただ、こういった揉み合いでレンジ幅が圧縮されてきている時は、エネルギーを溜めているともいわれます。
そして、それはどこかで爆発します。
この爆発がどちらかに向くかというのは、チャートパターンや波動、サイクル等、様々な分析方法があります。
ただし、それは飽くまで傾向分析であり、爆発を見込んで前もってポジションを入れる等すると、やはりギャンブル性が高まります。
セオリー重視のトレードであれば、爆発(ブレイク)後に出来たトレンドに乗るという事が考えられます。
しかし、昨今は機関投資家の自動売買システム等が、レンジブレイク後に逆向きに大玉を仕掛けてきたりもします。
今度、導入されるEAはその辺りも踏まえた数値計算で、乗り反りを判断するプログラムが組まれていると聞いています。
これは検証のし甲いがありそうです。
因みに週足の一目均衡表で観ると、先週ドル円は下値を上向きの雲の上限に沿って支えられ。
ユーロドルはここ二ヶ月程、上値を抑えていた転換線を先週上抜け。
ポンドドルは雲の中から上限、及び先月からの高値を先週、実線が上抜けてきています。
これだけを観ているとかなり近いうちに為替のリスクオンが起こる様に見えなくもありません。
ただし米国と欧州等がそうですが、経済政策で向かいたい方向が現時点でバラついている様なので、一概にも言い難い部分もありますが・・・
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