市場に解き放った日本の資産
こんばんは。
ここ数ヶ月、注目の的だった郵政三社が本日上場しました。
三社とも初値はめでたく、当初の売り出し価格を上回りました。
動きは三社共、それぞれが面白い程独自の条件の下、違う動きをしていました。
例えばかんぽ生命は初値を付けた後も伸びを続け、本日のストップ高で場を引けました。
かんぽ生命は、同セクターの類似の大型銘柄等とPBRや配当利回り等と比較すると、中の上銘柄になるかと考えています。
ゆうちょ銀行は、PBRは0.5倍程で配当利回りも良く、現時点では中長期的に優良銘柄と判断される投資家は多いのではないでしょうか。
だからか、本日は三社で一番伸びが乏しく、上昇に向きかけるとドスンと売られる場面も見受けられました。
日本郵政は元々、ゆうちょとかんぽを切り離す事に懸念があった事もあり、売り出し価格も三社で一番安かった為、初値後も利益確定の売りが散見されました。
ただしPBRも0.7倍程で、今のところ配当利回りも決して悪くはありません。
また、こういった懸念のある銘柄は短期筋にも好かれ易い傾向があります。
実際一部では初値後の参戦を待ち構えているという情報も前もってありました。
特に引け間際等は、急伸し他銘柄の通常時では有り得ない程の伸びを見せました。
最終売買高は1600000000株を超え、みずほFGを凌駕しました。
これに伴い日経平均も久しぶりに+400円超えの上昇しました。
海外勢もやはり本日は織り込んでいた様で、ドル円は121円台をキープしていました。
また今週は6日の雇用統計を筆頭に米国の経済指標が目白押しです。
直前では持ち高調整等があるでしょうが、FRBの年内利上げ観測が後退したとはいえ、欧州等は逆行して緩和観測が燻っている為、やはり米ドルは買われ易い様ですね。
現にドル円はここ数日雲の上限が実線のサポートとなっています。
対してユーロドルは週足で雲の下限が上値抵抗に、ポンドドルは1.55辺りが暫く上値が重くなっています。
この間はレンジも形成し易く、ピポッドシステムは順調の進みです。
またその期間の内包期間も長い為、ブレイク時にはどうしても期待してしまいますね。
ピポッドの自動売買システムは世の中に沢山ありますが、レンジとブレイクはやはり相場の基本なので、それを忠実に熟せる事は、とても堅実だと改めて感じています。
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