上壁突破、思惑溢れる引け間際。
本日、とうとう日経平均が20000円を突破しました。
今週二日間、米国の年末商戦の活況さが予想を下回っている事が報道されたり、週後半のイベントの様子見地合いであったり等、特に冴える要素の乏しい相場の中で、本日14:30前後より追い上げを見せました。
前回の話ではないですが、先物が先行しだしたところにドル円が上がりだし、平均株価が追随しだしました。
報道には出ていませんが、海外勢は引け間際に発動するのは、海外勢の得意技です。
(大体は期末に起こるのですが・・)
何故かというと、本日の平均株価の様な髭の無い陽線で引く事は翌日の市場に期待を齎します。
それは仕掛けた側にも利のある事です。
ただ、東京市場引け後の先物は、先週先行して20000円を超えているだけあって売り玉を誘ってしまっている様で、まさにピボットのラインで上値が重くなってしまっており、20000円上の躍進にはもう一踏ん張り要するところです。
これを叶えるには、本日の平均株価の引け値に期待を抱いた日本をはじめとした他の投資家の発動にかかっています。
仕掛けた側もそれを目論んでいるのでしょう。
そして本日はもう一つ、IMFが中国元(特別引き出し権)の準備通貨とするという報道が成されました。
割合にして円を抜いて、米ドル、ユーロに続く第3位の通貨として君臨するという事です。
たしかに中国元は国内で貿易通貨としての割合が五年前と比べると100倍以上に飛躍しています。
そういった部分でいえば、主要通貨の一つとなる要素は満たしていました。
しかし、中国のは、豊富な国内の市場に依存している部分も否めません。
中国元が既に十分な流通量を誇っていても、変動相場制に以降しない事からもそれは見受けられます。
しかし、通貨が世界でこの様な位置になるという事は、市場に対してより一層の取引の自由度が求められます。
それに中国という国がどこまで応じるかは判りませんが、近い未来、米ドルやユーロの様に、中国元を沢山の証券会社が扱いだし、個人取引レベルでも日常に取引される時が来るかもしれません。
中国元は国内の包括量が多いので、初期は思惑が一方向に偏る事も予想出来、例えばピボットFXのロジックを絡めると、利幅が大きくなるのではないかと妄想してしまいます。
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