大納会、匂わせる年明けの兆し

皆様、本年は色々とお世話になりました。

本日は大納会、日本市場の年内最終日でした。

とは言え、大納会の日は機関投資家等が年内のポジションを閉じにくる上に、そこから新規を建てに来づらいく、尚且つ海外では、クリスマスから休暇を取りだすトレーダーも多い為、薄商いで方向感が出難い地合いに成り易い傾向があります。
ポジション調整といえば、昨今値下がりを続ける原油価格が若干反発していました。

海外では原油先物のショートが多かった為、原油価格がリーマンショック後の安値水準まで下落していました。

中国の需要減に加え、米国の利上げの影響で、軟調地合いを続けていた資源関連セクターが時々反発するのも、海外勢の資源関連株と原油先物のバイアスを狙ったアービトラージが頻発していました。

そこも含めて、上記の安値水準には到達させたかったという目論見があったのかもしれません。

日経平均先物も、三角持ち合いが機能しており、ここ三日程はトレンドラインからの反発を形成しています。

ドル円もトライアングルを形成していたものの、今週に入ってからはトレンドラインを割り込んできています。

しかし、エリオット波動の、上昇三波→ダブルトップ→下降二波(下降前からの高値からのN波動成立)を形成している為、一旦は下げ止まっている様で、四日間に渡って120円台を保っています。

そもそも120円の下にもフィボナッチの119.91がある為、この水準はピポッドにも重なってくるラインですので、上は買い、その代わり下は売りが設定されている可能性が考えられます。

ピポッドゾーンで多様するポンドドルは未だ反発しても一目均衡表の雲の下限に抑えられた綺麗な下げ相場であり、直近安値に向かっています。



この流れでいくと、大発会時のご祝儀相場狙いで、海外勢も先物買いを入れてくる事が多いので、比例してドル円の買い、ポンドドルの安値到達を果たすのではないかと、私は個人的に予想しています。


何にしても、年内にダブルボトムに到達した原油相場や米国の利上げにより米ドルを引き上げられた新興国(特にブラジル等の資源保有国)の相場が、年明けという節目にどの様に反応するのかが、楽しみでなりません。



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